アンダーニンジャアニメは本当にひどい?評価が真っ二つな理由

アンダーニンジャアニメは本当にひどい?評価が真っ二つな理由 アニメーション

アンダーニンジャ アニメ ひどい──そんなキーワードで検索してたどり着いたあなたは、おそらく原作ファンか、視聴してモヤモヤを抱えた方ではないでしょうか?

2023年に放送されたアニメ『アンダーニンジャ』は、花沢健吾氏による人気漫画を原作とし、独特の世界観とシュールなギャグで知られています。しかしアニメ化されたことで、ファンの間では「期待外れ」「演出が滑っている」「キャラ解釈がおかしい」など否定的な意見が目立つようになりました。

本記事では、実際に寄せられている批判の声をもとに、「なぜアンダーニンジャのアニメは“ひどい”と言われるのか?」を掘り下げていきます。

果たして問題は演出にあるのか、それとも構成や制作陣の解釈ミスなのか。さらに、逆に「面白い」と評価する声にも目を向け、好みが分かれる理由についても考察していきます。

本記事では以下の内容を詳しく解説していきます。

この記事でわかること

  • アンダーニンジャアニメがひどいと言われる主な理由
  • 原作とアニメの演出・解釈のズレ
  • 肯定派と否定派の評価の違い
  • 原作ファンと初見視聴者の感じ方の差

アンダーニンジャアニメがひどいと言われる理由とは?

  • 原作とアニメの笑いの質が違う
  • キャラクター描写の崩壊
  • シュールさが失われたギャグ演出
  • テンポ・構成の不安定さ
  • 制作陣による改変とカットの問題
  • 好き嫌いが極端に分かれる作風

原作とアニメの笑いの質が違う

『アンダーニンジャ』の原作が持つ最大の魅力のひとつは、真顔でギャグをやる「不条理系・静的な笑い」にあります。登場人物たちは一切ふざけた素振りを見せず、シリアスな雰囲気のまま読者を笑わせるという、非常に高度な演出で成り立っていました。

しかしアニメ版では、その原作特有の「ギャップによる笑い」が薄れてしまったという意見が目立ちます。Yahoo!知恵袋の投稿では、原作ファンが「真面目な顔でギャグをやることで成立する世界観が崩れている」と明言。アニメではギャグがあからさまに「狙った笑い」として描写され、原作の空気感を理解していないように感じられたと指摘されています。

この違いにより、原作ファンの多くが「期待外れ」「別作品に見える」と感じた要因となりました。原作を知らない視聴者にはある程度のエンタメ性が伝わるものの、原作の本質を知っている層からは違和感を強く持たれているようです。

キャラクター描写の崩壊

アンダーニンジャ アニメ ひどい理由を解説

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『アンダーニンジャ』の魅力は、個性的かつミステリアスなキャラクターたちにあります。中でも主人公・雲隠九郎(くもがくれくろう)は、一見冴えないが圧倒的な実力を持つ下忍という設定で、掴みどころのなさが絶妙でした。

しかしアニメ化に際して、この九郎の「無気力系カリスマ」とも言える空気感が改変されたと指摘されています。映画.comのレビューでは、九郎がアニメ中で笑うシーンがあることについて「原作への冒涜」とまで批判されており、彼のキャラクター性が軽視されていることへの怒りがうかがえます。

また、他の登場人物についても過剰なギャグ描写や不自然なセリフ回しが見られ、原作の持つ空気感と完全に乖離しているという声が多数です。これは、脚本や演出陣の原作理解の浅さが露呈しているとも取れ、ファンからの信頼を損なう結果となっています。

シュールさが失われたギャグ演出

『アンダーニンジャ』の原作におけるギャグは、あくまでも物語の中に自然に組み込まれた「シュールさ」が特徴です。極端な状況下でも一切ふざけた演技をせず、真剣な表情で“常識外れの行動”をするからこそ笑いが生まれる――そんな計算されたバランスが原作ファンに支持されてきました。

ところがアニメ版では、演出が過剰で、ギャグがあからさまに狙ったものになってしまっているという指摘が目立ちます。あるレビューでは「アドリブっぽいギャグのせいで作品の世界観が崩壊した」との意見も見られました。

さらに、福田雄一監督系の「テレビ的な笑いのテンポ」が導入されており、“映画的・アニメ的センス”とはズレた演出が多く、結果的に作品の持つ独特な空気感が損なわれてしまったと評価されています。これは原作ファンだけでなく、初見の視聴者にも「寒いギャグ」と映る可能性が高く、アニメ全体の評価を下げる一因となっています。

テンポ・構成の不安定さ

アニメ版『アンダーニンジャ』では、原作の複雑な時系列と群像劇的構成をそのまま再現しようとしたことで、「テンポが悪い」「何が起こっているのかわかりにくい」という声が視聴者から挙がりました。

肯定的なレビューの中でも、「時系列がバラバラで意味が分からない」「初見ではついていけない」という点は言及されており、これはアニメ演出としての大きな課題です。特に序盤では、登場人物の関係性が曖昧なまま進行し、視聴者の理解を妨げる構成になっていた点が問題視されています。

一方、こうした演出手法自体は原作の構造を尊重したとも言えますが、アニメ化においては「視聴体験を重視した編集」が不可欠です。テンポの悪さは離脱率の上昇に直結するため、初見の視聴者から「ひどい」と評価される要因のひとつとなったのは間違いないでしょう。

制作陣による改変とカットの問題

アニメや映画の制作においては、限られた尺に収めるためのカットや演出の変更は避けられません。しかし『アンダーニンジャ』のアニメ版では、その改変の方向性が大きな批判を招いています

映画.comのレビューでは、「ストーリーの取捨選択がオーソドックスすぎて世界観が凡庸化した」との指摘があり、原作の大胆かつ異端な展開が削られていることが問題視されていました。特に、重要キャラクターである佐々魔(さっさま)の不在や、アレクセイの局部切断事件のカットは、ファンにとって「アンダーニンジャらしさ」を大きく損なったポイントです。

また、終盤のクライマックスシーンである雲隠九郎と山田美月の戦闘結末の変更についても、「忖度を感じる」「説得力がない」との声が多く挙がっています。これは原作の衝撃的展開を捻じ曲げた結果であり、原作読者からの失望を買った一因となっています。

好き嫌いが極端に分かれる作風

『アンダーニンジャ』は、もともとニッチで好みが分かれやすいタイプの作品です。複雑な世界観、シュールな展開、伏線重視の構成、そして緩急の極端なテンポなど、万人受けを狙った作品ではありません。

肯定的なレビューサイトでも、「意味不明だけどそれが良い」「好みが分かれるのは仕方ない」との前置きがなされており、制作者側もある程度の賛否両論を想定していた可能性があります。

とはいえ、視聴者側がその構造や意図に気づくまでに「ストレスや混乱」を覚える設計であることは否めず、結果として「よくわからない」「面白くない」「ひどい」という評価につながっています。特に、1〜3話でつまずいた層の離脱率が高いとされ、初動の印象が作品全体の評価を大きく左右したと見られます。

ファンが指摘する具体的な問題点と事例

アンダーニンジャ アニメ ひどい?評価と考察

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  • 雲隠九郎の性格改変に対する批判
  • アドリブ演出による世界観の破壊
  • 佐藤二朗・ムロツヨシの起用に対する反応
  • 物語構成の分かりづらさ
  • 名シーン・重要キャラの削除
  • 過剰なギャグと不自然な笑い

雲隠九郎の性格改変に対する批判

『アンダーニンジャ』の主人公・雲隠九郎(くもがくれ くろう)は、原作においてはニートのような生活を送りながらも、高い戦闘力と鋭い洞察力を持つ「下忍(かにん)」として描かれています。最大の魅力は、無気力で淡々とした言動の裏にある底知れぬ実力というギャップであり、その“掴みどころのなさ”が多くの読者を惹きつけていました。

しかしアニメ版では、九郎の性格がやや軽く描かれており、コミカルなセリフや感情的な演技が目立ちます。映画.comのレビューでは「主人公が笑っているカットがあること自体が原作への冒涜」とまで厳しく非難されており、キャラクターへの解釈違いが深刻な不満を招いていることがわかります。

さらに、声のトーンや間の取り方、演技のテンポなども、原作の雰囲気と大きく異なり、「あの不気味さが失われた」「まるで別人だ」との声も多く挙がっています。原作での「何を考えているか分からない静かな狂気」を期待していたファンにとって、アニメ版の九郎は「キャラクター改悪」と映ったのです。

アドリブ演出による世界観の破壊

『アンダーニンジャ』の世界観は、「超現実とリアリズムの絶妙なバランス」が核になっています。緻密な設定、静謐な空気感、そして淡々と進む中に潜む狂気と暴力──そうした独自性は、脚本と演出の慎重な設計によって初めて成立するものです。

ところが、アニメ版や実写映画版では、いわゆる“アドリブ演出”や“コント的な間”が多用されており、これがファンの反感を買っています。特に問題視されたのは、コメディ俳優による即興的な演技であり、ある批評家のレビューでは「福田監督の笑いは初見だけ」「二回目以降はしつこい」と断言されています。

また、佐藤二朗氏やムロツヨシ氏といった特定の演技スタイルを持つ俳優が、“持ちネタ”のような演技を挿入することで、物語の重厚さや緊張感が著しく損なわれたという声も多く聞かれます。これにより、原作の持つ「真面目にふざける」構造が崩壊し、世界観が壊れてしまったのです。

関連記事:アドリブと原作破壊の関係:アンダーニンジャの演出問題

佐藤二朗・ムロツヨシの起用に対する反応

実写映画版や一部メディア展開において話題となったのが、佐藤二朗・ムロツヨシ両氏のキャスティングです。彼らはそれぞれテレビドラマや舞台で高い人気を誇り、個性的なコメディ演技で知られていますが、『アンダーニンジャ』の世界観との相性については激しい賛否が巻き起こりました。

映画.comに投稿されたレビューでは、「ムロと九郎の掛け合いが完全にNG」「山崎賢人が笑ってしまっている時点でアウト」といった批判がありました。さらに、「テレビでやってください」という声も見受けられ、“舞台・テレビの演出感”が映画やアニメという媒体に適していないと感じたファンも多かったようです。

また、これらの俳優の出演により、作品が「福田雄一ワールド」寄りの印象を持たれ、原作の真剣さやシュールさが軽く見られたという懸念もあります。演出の方向性だけでなく、キャスティングそのものが評価に直結するという、IP作品ならではのリスクが如実に表れた事例と言えるでしょう。

物語構成の分かりづらさ

『アンダーニンジャ』は、群像劇的に複数のキャラクターと視点が交錯する構造を持ち、原作ではその複雑さが読者の想像力を刺激する要素として機能していました。しかし、アニメ化に際してその複雑な構成をそのまま再現した結果、「話がわからない」「登場人物が覚えられない」と混乱を招く結果となりました。

肯定派のアニメレビューでも「時系列がバラバラ」「情報が断片的」という点は課題として指摘されており、これはアニメというメディア特性との相性問題でもあります。初見視聴者にとっては、誰が誰とどんな関係なのかを理解するまでに時間がかかりすぎるという欠点がありました。

加えて、説明不足のまま進む設定や専門用語の多さ、忍者組織「NIN」や「UN」などの複雑な背景も、視聴者の理解を阻む要因となっています。結果として、「難解」「置いてけぼり感がある」「1話で切った」という反応が多く、アニメのストーリーテリングとしての課題が露呈しました。

名シーン・重要キャラの削除

『アンダーニンジャ』は、エピソードごとに印象的なシーンやインパクトのあるキャラクターが数多く登場する作品です。しかし、アニメ化に際して尺の都合や演出方針によって多数のカットや改変が行われたことが、ファンの怒りと失望を招いています。

特に議論の的となったのが、映画.comのレビューでも指摘された「佐々魔(さっさま)」の不在です。佐々魔は物語における緊張感や狂気を象徴する重要人物であり、彼の存在が削除されたことは、「作品の深みが失われた」と評されました。

さらに、衝撃的な事件として描かれていたアレクセイの局部切断シーンもカットされており、この点について「原作の持つダークさと突き抜けた狂気が薄れてしまった」という声が多く挙がっています。こうした名場面・重要描写の削除は、単なる省略ではなく、作品の本質を削ぎ落とす行為と受け取られているのです。

過剰なギャグと不自然な笑い

原作の『アンダーニンジャ』における笑いは、キャラクターの真剣な行動が滑稽に見える“不自然な自然さ”に起因しています。しかし、アニメではそのバランスが崩れ、あからさまなギャグ演出が導入されたことで「寒い」「わざとらしい」といった評価を受けることになりました。

アニオさんのレビューでは、ギャグシーンを好意的に評価している一方で、「好みが分かれる」という前提が何度も強調されており、これはつまり“合わない人にはとことん合わない構造”であることの裏返しです。

特に、戦闘中にもかかわらずギャグを挿入するテンポ感や、敵同士の会話がシュールを通り越して脱力感を生んでしまっている点については、「世界観をぶち壊している」「キャラの緊張感がなくなった」という批判が目立ちます。結果的に、シリアスな場面での没入感を削ぎ、物語全体の説得力を弱めてしまったのです。

アンダーニンジャアニメを語る前に知っておきたい15の視点

  • アンダーニンジャアニメが「ひどい」と言われる本当の理由を解説
  • 原作ファンが怒ったアンダーニンジャアニメの改変ポイントまとめ
  • アンダーニンジャアニメと原作のギャグの質の違いを徹底比較
  • シュールな世界観が壊れた?アンダーニンジャの演出検証
  • アンダーニンジャアニメの構成が難解と言われる理由を分析
  • 佐藤二朗とムロツヨシの起用が賛否を呼んだ背景とは
  • アンダーニンジャアニメの削除シーン一覧とその影響を検証
  • 雲隠九郎のキャラ崩壊?原作とのギャップに迫る
  • アンダーニンジャアニメのテンポと間の問題を分析する
  • 好みが分かれるアンダーニンジャアニメの魅力と欠点
  • アンダーニンジャアニメの評価が真っ二つに分かれる理由とは
  • アンダーニンジャの演出が「やりすぎ」と言われた原因
  • アンダーニンジャアニメに足りなかった“緊張感”とは何か
  • 初見がつまずくアンダーニンジャアニメの導入部分を検証
  • アンダーニンジャアニメの楽しみ方を肯定派視点で紹介

よくある質問

アンダーニンジャアニメはなぜ「ひどい」と言われるの?

演出過剰やギャグのズレ、キャラ改変などが原因で原作ファンから不評を買っています。

アンダーニンジャアニメに面白いところはある?

独特な世界観や作画のスタイリッシュさなど、一部で高評価されている要素もあります。

原作とアニメの違いは何ですか?

主にキャラクターの演出、ギャグの質、構成テンポに大きな違いがあります。

アンダーニンジャアニメはどんな人におすすめ?

シュールギャグやクセのある演出が好きな人には刺さる可能性があります。

著者情報

著者: がらし / プロフィール詳細

アニメーションJapanブログ管理人。アニメ視聴歴20年以上のレビュー&考察ライター。高校卒業後デザイン専門学校で色彩・レイアウト・Web制作を学び、色彩検定2級・Webクリエイター能力認定試験取得。
最新作から名作まで、公式情報と一次資料をもとに構造的な分析と丁寧なレビューを執筆。作品への愛と批評のバランスを重視し、読者の「もっと知りたい」に応える記事を発信中。

アニメーションJapanブログ管理人。公式情報に基づき、アニメを深く愛しつつ冷静に考察するレビューライター。